正答5
解説
正解は5です。
年齢調整死亡率は、人口の年齢構成の違いを補正した死亡率で、医療の進歩や生活環境の改善によって長期的に低下を続けています。
人口の高齢化の影響を受ける指標と、受けない指標を区別することがポイントです。
【選択肢別解説】
1:× 合計特殊出生率は2005年の1.26を底にやや上昇し、出題当時は1.4台で横ばいに近い状態でした。
長期にわたって低下が続いている年齢調整死亡率に比べると、「最近減少している指標」として適当とはいえません。
2:× 65歳以上人口に占める75歳以上人口の割合は、高齢化の進行に伴い上昇しています。
3:× 従属人口指数は、老年人口の増加によって上昇しています。
年少人口は減少していますが、それを上回って老年人口が増えています。
4:× 粗死亡率は、高齢者の割合が増えることで上昇しています。
年齢構成の影響をそのまま受けるため、高齢化が進むと高くなります。
5:○ 年齢調整死亡率(全死因)は、男女とも低下傾向が続いています。
年齢構成の影響を除くと、死亡の状況は改善していることを示しています。
【ポイント】
粗死亡率は高齢化で上昇し、年齢調整死亡率は低下しているという違いを押さえましょう。
地域や年次の比較には、年齢構成の影響を除いた年齢調整死亡率を用います。
なお、合計特殊出生率はその後再び低下し、2023年には1.20と過去最低を更新しています。