正答3
解説
正解は3です。
甲状腺機能亢進症では、甲状腺ホルモンが過剰になり、代謝が大きく亢進します。
エネルギーやたんぱく質の消費が増え、骨の代謝も高まる点を踏まえて栄養管理を考えます。
【選択肢別解説】
1:× エネルギーは20〜25 kcal/kgでは不足します。
代謝が亢進しているので、35〜40 kcal/kg標準体重/日程度と多めにします。
2:× たんぱく質は0.8〜1.0 g/kgでは不足します。
体たんぱく質の分解が進むため、1.2〜1.5 g/kg標準体重/日程度と多めにします。
3:○ カルシウムは650〜1,000 mg/日を確保します。
骨の代謝が亢進して骨量が減りやすいため、推奨量以上を目安に十分に摂ります。
4:× ヨウ素を1日3,000 μg以上摂るのは過剰です。
3,000 μgは成人の耐容上限量であり、ヨウ素の過剰摂取は勧められません。
5:× 水分は制限しません。
発汗や代謝の亢進で水分の喪失が増えるため、十分に補給します。
【ポイント】
甲状腺機能亢進症は「高エネルギー・高たんぱく質・十分なカルシウムと水分」が基本です。
ビタミンも消費が増えるため、不足しないようにします。