正答2
解説
正解は2です。
更年期に卵巣の機能が低下することで起こる、ホルモン分泌と脂質代謝の変化を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 性腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH)の分泌量は、減少ではなく増加します。
卵巣からのホルモンが減ると、視床下部への負のフィードバックが弱まるためです。
2:○ プロゲステロンの分泌量は減少します。
卵巣の機能が低下して排卵が起こりにくくなり、プロゲステロンを分泌する黄体が形成されなくなるためです。
3:× 卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌量は、減少ではなく増加します。
エストロゲンが減って負のフィードバックが弱まり、下垂体からの分泌が増えるためです。
4:× 黄体形成ホルモン(LH)の分泌量も、減少ではなく増加します。
理由はFSHと同じく、負のフィードバックが弱まるためです。
5:× 血中LDLコレステロール値は、低下ではなく上昇します。
エストロゲンには肝臓でのLDL受容体を増やす作用があり、その減少によってLDLコレステロールが血中に残りやすくなるためです。
【ポイント】
更年期は「卵巣ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)が減り、上位のGnRH・FSH・LHが増える」と覚えます。
エストロゲンの減少は、脂質異常症や骨粗鬆症のリスクを高めます。