K 地域における 20歳台女性 100人の BMI の分布である(図)。
この集団のエネルギー摂取状況について、日本人の食事摂取基準(2020年版)を用いて評価した。
この評価に関する記述である。
最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、エネルギー摂取量の過不足をBMIで評価します。
18〜49歳の目標とするBMIは18.5〜24.9kg/m2で、これを下回れば不足、上回れば過剰と判断します。
【図の読み取り】
100人の度数は、BMIの低い階級から順に2、9、13、11、11、10、9、7、4、4、4、3、2、2、2、1、1、1、1、3人です。
18.5未満の4階級(16.5〜18.5)は、2+9+13+11=35人です。
25.0以上の3階級(25.0〜26.5)は、1+1+3=5人です。
累積人数は、18.5未満で35人、19.0未満で46人、19.5未満で56人となります。
【選択肢別解説】
1:× 中央値は、小さい順に並べて50番目と51番目の人の値です。
19.0未満が46人、19.5未満が56人なので、50番目と51番目は19.0〜19.5kg/m2の階級に入ります。
中央値のある階級は17.5〜18.0kg/m2ではありません。
2:× この分布は低いBMIに人数が集まり、高いほうへ裾が長く伸びています(右に裾の長い分布)。
このような分布では、平均値は高い値に引っ張られて中央値より大きくなるため、両者は同じではありません。
3:○ BMI 18.5kg/m2未満の人は35人で、全体の35%です。
目標とするBMIを下回る人をエネルギー摂取量の不足者とみなすため、不足者の割合は35%です。
4:× BMI 25.0kg/m2以上の人は5人で、過剰者の割合は5%です。
16%ではありません。
5:× 目標範囲の18.5〜24.9kg/m2に入る人は、100−35−5=60人です。
適切な者の割合は60%であり、30%ではありません。
【ポイント】
食事摂取基準では、エネルギーの過不足を摂取量ではなくBMIや体重の変化で評価します。
目標とするBMIは、18〜49歳が18.5〜24.9、50〜64歳が20.0〜24.9、65歳以上が21.5〜24.9kg/m2です。