白身魚のフライと人参のサラダの作業動線の案を作成した(図)。
図中の機器・設備の配置は変えずに、適切な作業動線となるよう、見直すべき事項として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
正答3
解説
正解は3です。
大量調理施設では、加熱前の食材料(汚染度が高い)と加熱後の料理(清潔)の動線が交差しないよう、一方向に流すことが原則です。
図の人参のサラダの動線(実線)と白身魚のフライの動線(点線)をたどって問題点を見つけます。
【図の読み取り】
人参は、検収室から下処理室(野菜)のシンクで洗浄され、冷蔵庫を経て調理室に入ります。
その後、作業台の北側を西へ進み、北に折れて回転釜で加熱されます。
加熱後の人参は、回転釜から斜めに下りて、加熱前に通ってきた動線を横切ります。
その後、加熱前の動線のすぐ北側を並ぶように東へ進み、北に折れてブラストチラーへ向かっています。
この斜めの線は、フライヤーで揚げた白身魚を配膳室へ運ぶ点線の動線とも交差しています。
【選択肢別解説】
1:× 検収した人参は、検収室の隣の下処理室(野菜)のシンクで洗浄されています。
汚染作業区域で下処理を行っており、見直す必要はありません。
2:× 下処理後の人参は、下処理室から冷蔵庫を経て調理室に入り、回転釜まで一方向に運ばれています。
汚染作業区域から加熱機器へ向かう順序に逆戻りはなく、この動線自体を見直す必要はありません。
3:○ 加熱後の人参を回転釜からブラストチラーへ運ぶ動線は、加熱前の人参の動線と交差しています。
さらに、揚げた後の白身魚の動線とも交差しています。
加熱後の清潔な食品が汚染されるおそれがあるため、交差しない動線に見直す必要があります。
4:× 加熱後の人参は、急速冷却機であるブラストチラーで冷却されています。
加熱後の食品を速やかに冷却する機器として適切であり、見直す必要はありません。
5:× 冷却後の人参は、コールドテーブルで調味されてから配膳室へ運ばれています。
低温を保ちながら作業できる場所であり、見直す必要はありません。
【ポイント】
作業動線は、汚染作業区域から非汚染作業区域へ一方向に流れ、逆戻りや交差がないように計画します。
加熱後に冷却して提供する料理は、特に二次汚染を防ぐ配慮が必要です。