表は、ある年の人口動態統計から出生数と死亡数等をまとめたものである。
分母を出産数(出生数と妊娠満 22週以後の死産数の和)として求められる周産期死亡率(出産千対)として、最も適当なのはどれか。
1つ選べ。
表 ある年の人口動態統計の出生数と死亡数等(実数)
出生(人):770,759
死産(胎):15,179
妊娠満22週以後の死産(胎):2,061
早期新生児死亡(人):466
新生児死亡(人):609
乳児死亡(人):1,356
正答3
解説
正解は3です。
周産期死亡率の計算問題です。
周産期死亡は「妊娠満22週以後の死産」と「早期新生児死亡(生後1週未満の死亡)」を合わせたものです。
分母は出産数(出生数+妊娠満22週以後の死産数)です。
【計算】
周産期死亡数=妊娠満22週以後の死産数+早期新生児死亡数です。
周産期死亡数=2,061+466=2,527です。
出産数=出生数+妊娠満22週以後の死産数です。
出産数=770,759+2,061=772,820です。
周産期死亡率=2,527÷772,820×1,000≒3.27です。
小数第1位にまとめると、約3.3(出産千対)となります。
【選択肢別解説】
1:× 0.6は早期新生児死亡数466を出生数で割った値(約0.60)です。
周産期死亡には妊娠満22週以後の死産も含める必要があります。
2:× 2.7は妊娠満22週以後の死産数2,061を出産数で割った値(約2.67)です。
早期新生児死亡を加えていません。
3:○ 上の計算のとおり、2,527÷772,820×1,000≒3.3となります。
4:× 3.5は、早期新生児死亡の代わりに新生児死亡609を加えた値(2,670÷772,820×1,000≒3.5)です。
周産期死亡に含めるのは、生後4週未満の新生児死亡ではなく生後1週未満の早期新生児死亡です。
5:× 4.4は、早期新生児死亡の代わりに乳児死亡1,356を加えた値(3,417÷772,820×1,000≒4.4)です。
乳児死亡は生後1年未満の死亡であり、周産期死亡の範囲より広すぎます。
【ポイント】
周産期死亡率の分母は「出産数」、乳児死亡率・新生児死亡率の分母は「出生数」です。
死産数は全体(15,179)ではなく、妊娠満22週以後の死産だけを用いる点に注意しましょう。