正答3
解説
正解は3です。
消化器疾患の好発年齢、合併症、病態の特徴を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× たんぱく漏出性胃腸症では、血漿たんぱく質が消化管の中へ漏れ出します。
そのため、高アルブミン血症ではなく低アルブミン血症がみられます。
2:× クローン病は10~20歳代の若年者に多く発症します。
高齢者に多いのではありません。
3:○ 潰瘍性大腸炎は、長期間にわたって大腸の炎症が続くと大腸がんの発生リスクが高まります。
特に罹患範囲が広く、罹病期間が長い例でリスクが高く、定期的な内視鏡検査が勧められます。
4:× 過敏性腸症候群は、検査で器質的な病変が見つからない機能性の疾患です。
腹痛と便通異常が続き、ストレスで悪化しやすいのが特徴です。
5:× 麻痺性イレウスでは、腸管の運動が止まるため腸蠕動音は減弱または消失します。
腸蠕動音が亢進し金属音が聞かれるのは、閉塞性(機械的)イレウスです。
【ポイント】
潰瘍性大腸炎は大腸に限局した連続性の病変、クローン病は口から肛門までの全消化管に起こる非連続性の病変です。
どちらも若年者に多い炎症性腸疾患です。