正答4
解説
正解は4です。
ネフローゼ症候群、急性腎障害、慢性腎臓病(CKD)、糖尿病性腎症、腹膜透析の基本事項を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 成人のネフローゼ症候群の診断に必須なのは、1日3.5 g以上の尿たんぱくと、血清アルブミン3.0 g/dL以下の低アルブミン血症です。
脂質異常症と浮腫は参考所見であり、必須ではありません。
2:× 循環血漿量の減少による急性腎障害は、腎前性に分類されます。
腎性は、急性尿細管壊死や糸球体腎炎など腎臓そのものの障害によるものです。
3:× 高血圧を合併するCKD(糖尿病以外)の重症度分類では、尿たんぱく定量(尿たんぱく/クレアチニン比)を用います。
尿アルブミン定量を用いるのは糖尿病を原疾患とする場合です。
4:○ 微量アルブミン尿は、糖尿病性腎症の早期腎症期(第2期)を診断する基準に含まれます。
尿アルブミン/クレアチニン比30~299 mg/gCrが目安です。
5:× 腹膜透析液は、ブドウ糖などを加えて血漿より浸透圧を高くしてあります。
この浸透圧差によって体内の余分な水分を腹腔内に引き出します。
【ポイント】
CKDの重症度は原疾患(Cause)、GFR区分、たんぱく尿区分(Albuminuria)のCGA分類で評価します。
糖尿病だけは尿アルブミン、それ以外は尿たんぱくで区分すると覚えましょう。