正答3
解説
正解は3です。
この問題は、ディジタル署名などに使う暗号学的ハッシュ関数の性質を問うています。
ハッシュ関数は、任意の長さのメッセージから固定長の値(メッセージダイジェスト)を作る関数です。
セキュリティに使うハッシュ関数には、元に戻せない一方向性と、同じ値になる別のメッセージを見つけにくい衝突困難性が求められます。
【選択肢別解説】
1:× 同じメッセージダイジェストになる異なる2つのメッセージを見つけることは、困難でなければなりません。
これを衝突困難性といい、容易に求められるのでは改ざんを見抜けません。
2:× メッセージが異なれば、メッセージダイジェストも異なる値になるのが基本です。
全て同じ値になるのでは、改ざんの検出に使えません。
3:○ メッセージダイジェストから元のメッセージを復元することは、計算上困難です。
この一方向性があるので、ダイジェストを公開しても元のメッセージは知られません。
4:× メッセージダイジェストの長さは、メッセージの長さに関係なく一定です。
例えばSHA-256(Secure Hash Algorithm 256)では、常に256ビットになります。
【ポイント】
ハッシュ関数の性質は「固定長」「一方向性」「衝突困難性」の3つで押さえます。
ディジタル署名では、メッセージ全体ではなく、このダイジェストに署名することで処理を軽くしています。