ある新規システムの開発規模を見積もったところ,500ファンクションポイント(FP)であった。
また,システムの導入や開発者教育の工数が10人月必要である。
このほかに,開発と導入・教育を合わせた工数の10%を管理に要するものとする。
このプロジェクトに要する全工数は何人月となるか。
ここで,開発における1人月当たりの生産性は10FPとする。
正答4
解説
正解は4です。
ファンクションポイント(FP)から開発工数を求め、管理工数を加えて全工数を見積もる問題です。
ファンクションポイント法は、システムの機能の量をもとに開発規模を見積もる方法です。
【計算】
開発工数は、開発規模÷生産性で求めます。
500FP÷10FP/人月=50人月です。
導入や開発者教育の工数10人月を加えると、50+10=60人月です。
管理工数は、開発と導入・教育を合わせた工数の10%です。
60人月×0.1=6人月です。
全工数は60+6=66人月です。
【選択肢別解説】
1:× 51人月は、開発工数50人月に、10人月の10%である1人月だけを足した値です。
導入・教育の10人月そのものと、開発分の管理工数が抜けています。
2:× 60人月は、開発工数と導入・教育の工数の合計です。
管理に要する10%の工数が含まれていません。
3:× 65人月は、開発工数50人月にだけ10%を掛けて55人月とし、導入・教育の10人月を足した値です。
管理工数は開発と導入・教育を合わせた60人月の10%なので、6人月になります。
4:○ 開発50人月、導入・教育10人月、管理6人月を合計した66人月です。
【ポイント】
管理工数のように割合で加える工数は、「何に対する割合か」を問題文で確かめます。
本問では、開発と導入・教育を合わせた工数が基準になっています。