アクティブスタンバイ構成の2台のサーバから成るシステムがある。
各サーバのMTBFは99時間,MTTRは10時間,フェールオーバーに要する時間は2時間であるとき,このシステムの稼働率はおよそ幾らか。
ここで,二重に障害は発生しないものとする。
正答4
解説
正解は4です。
アクティブスタンバイ構成では、稼働中のサーバが故障すると、待機中のサーバに処理を切り替えて(フェールオーバーして)サービスを続けます。
二重障害は起きないので、システムが止まるのはフェールオーバーにかかる時間だけです。
故障したサーバの修理(MTTR:Mean Time To Repair)は、待機系が処理している間に行われるのでシステムの停止には含めません。
【計算】
1回の故障の間隔はMTBF(Mean Time Between Failures)の99時間です。
1回の故障による停止時間は、フェールオーバーの2時間です。
稼働率=稼働時間÷(稼働時間+停止時間)です。
稼働率=99÷(99+2)=99÷101です。
99÷101≒0.980なので、およそ0.98です。
【選択肢別解説】
1:× 0.82は、1台の稼働率99÷109を2乗した値(約0.825)に近く、2台を直列につないだ場合の考え方です。
本問の2台は互いに代替する関係なので、直列として計算するのは誤りです。
2:× 0.89は、99÷(99+10+2)で、修理時間もシステムの停止時間に含めた値です。
修理中は待機系が稼働しているので、修理時間は停止時間に含めません。
3:× 0.91は、99÷(99+10)で、サーバ1台だけの稼働率です。
待機系への切替えを考慮しておらず、本問の構成の稼働率ではありません。
4:○ 停止するのはフェールオーバーの2時間だけなので、99÷101で約0.98になります。
【ポイント】
冗長構成の稼働率では「システムが実際に止まっている時間はどれか」を見極めることが大切です。
フェールオーバー時間が問題文に与えられている場合は、その時間が停止時間になると考えます。