正答2
解説
正解は2です。
小児の疾患ごとに、使われる代表的な装具を確認する問題です。
装具の目的(矯正、免荷、骨頭の包み込み、立位・歩行の補助)と疾患の病態を結び付けて考えます。
【選択肢別解説】
1:× Denis Browneスプリントは、左右の足部を連結した装具で、先天性内反足の矯正後の再発予防に用います。
二分脊椎の装具ではありません。
2:○ Perthes病では、大腿骨頭を寛骨臼の中に深く収めて、骨頭の変形を防ぎながら修復を待ちます。
股関節を外転位に保つ股関節外転装具(Atlanta型など)が用いられ、正しい組合せです。
3:× 交互歩行装具(RGO)は、両下肢が麻痺した対麻痺(二分脊椎など)で交互に歩くための装具です。
大腿骨頭すべり症は手術(骨頭の固定)で治療するのが原則です。
4:× 発育性股関節形成不全の乳児には、リーメンビューゲル(Pavlik harness)を用います。
S.W.A.S.H.装具は、脳性麻痺児の股関節内転を防ぎ、立位・歩行・座位を助ける装具です。
5:× Duchenne型筋ジストロフィーでは、下腿三頭筋の短縮による尖足が進みやすくなります。
背屈を制限する装具ではなく、足関節を中間位に保つ夜間装具や、歩行の延長を目的とした長下肢装具を用います。
【ポイント】
Perthes病は外転装具による骨頭の包み込み(containment)、発育性股関節形成不全はリーメンビューゲルが代表です。
RGOやS.W.A.S.H.装具は対麻痺や脳性麻痺で使う装具です。