正答1
解説
正解は1です。
インスリンや血糖を下げる飲み薬(スルホニル尿素薬など)を使っている患者では、運動で血糖がさらに下がり、運動中や運動後に低血糖を起こすことがあります。
安全に運動を続けるための方法を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:○ 運動量を少しずつ増やすと、血糖の変化や低血糖の兆候を確認しながら進められます。
必要に応じて薬や補食を調整でき、安全に運動を習慣にできます。
2:× 運動による血糖を下げる効果やインスリンの効きを良くする効果は、1〜2日しか続きません。
週1回では効果が得られず、週3〜5回程度が勧められます。
3:× 運動は、血糖が上がってくる食後1時間前後に始めるのが一般的です。
食後30分以内は消化の途中で、運動の開始時期として勧められていません。
4:× インスリン注射の直後に運動すると、筋の血流が増えてインスリンの吸収が速まります。
血糖が急に下がり、低血糖を起こしやすくなります。
5:× 高強度の筋力トレーニングは血圧の急上昇を招き、血糖の変動も大きくなります。
糖尿病の運動療法では、中等度の有酸素運動を主体とし、筋力トレーニングを組み合わせます。
【ポイント】
低血糖の予防には、運動の時間帯(食後1時間前後)、注射の時間との関係、補食の携帯が大切です。
運動強度は中等度、頻度は週3〜5回を目安にします。