正答5
解説
正解は5です。
膝前十字靱帯(ACL)損傷に合併しやすい損傷を問う問題です。
ACL損傷は、ジャンプの着地や急な方向転換で膝が外反・回旋したときに起こりやすい損傷です。
【選択肢別解説】
1:× 外側側副靱帯は膝の内反を制動する靱帯です。
ACL損傷に伴うのは外反ストレスが多く、外側側副靱帯の合併は多くありません。
2:× 後十字靱帯は脛骨の後方へのずれを制動する靱帯で、ダッシュボード損傷などで損傷します。
ACL損傷に伴う頻度は高くありません。
3:× 後半月大腿靱帯は外側半月板の後角と大腿骨をつなぐ小さな靱帯です。
ACL損傷の合併損傷として問題になることはまれです。
4:× 膝蓋腱は膝蓋骨と脛骨粗面をつなぐ腱です。
膝伸展機構の損傷であり、ACL損傷と同時に起こることはまれです。
5:○ 内側半月板はACL損傷に合併しやすい部位です。
ACLが切れた膝では脛骨が前方へずれやすく、内側半月板の後節に繰り返し負担がかかり、時間がたつほど損傷が増えます。
【ポイント】
ACL・内側側副靱帯・内側半月板の同時損傷は「不幸の三徴(unhappy triad)」と呼ばれます。
受傷直後は外側半月板、陳旧例では内側半月板の損傷が多いとされます。