正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(立位・歩行練習の目的にならないもの)です。
対麻痺患者の立位・歩行練習は、移動手段の獲得だけでなく、長期臥床・座位による二次的合併症の予防を目的に行います。
【選択肢別解説】
1:× 立位をとって下肢に荷重し、筋を持続的に伸張すると、痙縮が軽減することが知られています。
立位・歩行練習の目的として正しいです。
2:× 立位をとると、殿部や仙骨部など座位・臥位で圧迫される部位の除圧になります。
褥瘡の予防は目的として正しいです。
3:○ 脊髄損傷後の異常疼痛(神経障害性疼痛)は、脊髄の神経回路の変化によって生じる痛みです。
立位・歩行練習で抑制されることは期待できず、練習の目的にはなりません。
4:× 下肢に体重をかけることで骨に力学的な刺激が加わり、廃用性の骨萎縮が予防されます。
骨粗鬆症の予防は目的として正しいです。
5:× 立位をとり体を動かすことで腸の蠕動が促され、便秘の予防につながります。
消化管運動の促進は目的として正しいです。
【ポイント】
立位・歩行練習の目的は、痙縮の軽減、骨萎縮・褥瘡・便秘・尿路結石の予防、心肺機能の維持、心理的効果などです。