正答3
解説
正解は3です。
関節可動域測定法では、関節ごとに基本軸・移動軸と測定肢位が決められています。
特に股関節と足関節では、二関節筋の影響を除くための膝の肢位が重要です。
図の太線が基本軸、細線が移動軸を表しています。
【選択肢別解説】
1:× 図の股屈曲は、膝を伸ばしたまま下肢を挙げて測っています。
股関節屈曲は膝関節を屈曲位にして測定します。
膝伸展位ではハムストリングスの緊張で屈曲角度が小さく出てしまいます。
2:× 図の股伸展は、腹臥位で膝を曲げた状態で測っています。
股関節伸展は膝関節を伸展位にして測定します。
膝屈曲位では大腿直筋が緊張し、伸展角度が小さく出てしまいます。
3:○ 膝屈曲は、股関節を屈曲位にして測定します。
図では背臥位で股関節を曲げ、基本軸を大腿骨、移動軸を下腿(腓骨頭と外果を結ぶ線)に当てています。
肢位と軸の当て方が基準どおりです。
4:× 足関節の背屈は、膝関節を屈曲位にして測定します。
図では膝を伸ばしたまま測っており、腓腹筋の緊張で背屈角度が小さく出てしまいます。
5:× 足部内がえしは、膝関節を屈曲位にして測定します。
基本軸は前額面における下腿軸への垂直線、移動軸は足底面です。
図は膝を伸ばした肢位で測っており、基準と異なります。
【ポイント】
股屈曲は膝屈曲位、股伸展は膝伸展位、足関節と足部の測定は膝屈曲位と覚えます。
いずれも二関節筋の緊張で測定値が制限されないようにするための肢位です。