正答4
解説
正解は4です。
胃全摘出術を行うと、食道と小腸が直接つながり、胃の貯留機能・噴門の逆流防止機能・胃酸や内因子の分泌が失われます。
これにより、逆流性食道炎、ダンピング症候群、貧血、骨代謝障害などが起こります。
【選択肢別解説】
1:× 胃を摘出すると、鉄の吸収障害やビタミンB12の吸収障害で貧血が起こります。
赤血球が増える多血症にはなりません。
2:× てんかんは脳の疾患で、胃全摘出術の後遺症として起こるものではありません。
3:× 血小板減少は、胃全摘出術後に特徴的な合併症ではありません。
4:○ 噴門の逆流防止機構がなくなるため、十二指腸液や膵液、胆汁が食道へ逆流しやすくなります。
アルカリ性の消化液による逆流性食道炎が起こりやすくなります。
5:× 胃切除後は、カルシウムやビタミンDの吸収が低下します。
高カルシウム血症ではなく、骨粗鬆症や骨軟化症が起こりやすくなります。
【ポイント】
胃切除後の主な合併症は、ダンピング症候群、逆流性食道炎、貧血(鉄欠乏性と巨赤芽球性)、骨代謝障害です。
ビタミンB12の欠乏は、体内の貯蔵が尽きる数年後に現れます。