正答1
解説
本問は採点除外(公式で1と3と4のいずれも正解とされた問題)です。
感染経路には、接触感染、飛沫感染、空気感染(飛沫核感染)などがあります。
接触感染は、手指や器具を介して、病原体が直接または間接に運ばれる経路です。
正しいものを1つ選ぶ設問ですが、MRSAのほか、風疹ウイルスと麻疹ウイルスも、鼻や喉の分泌物に触れることで接触感染しうる病原体です。
そのため厚生労働省は、1・3・4のいずれを選んでも正解として扱いました。
【選択肢別解説】
1:○ MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は、医療従事者の手指や器具を介して広がる、接触感染の代表的な病原体です。
手指衛生と手袋・ガウンの使用で予防します。
2:× 結核菌は、咳で出た飛沫核を吸い込む空気感染で広がります。
接触感染は問題になる経路ではなく、予防にはN95マスクを用います。
3:○ 風疹ウイルスの主な感染経路は飛沫感染です。
ただし鼻や喉の分泌物に触れた手指を介した接触感染も起こりうるため、正解とされました。
4:○ 麻疹ウイルスの主な感染経路は空気感染で、感染力が非常に強い病原体です。
分泌物に触れることによる接触感染も起こりうるため、正解とされました。
5:× インフルエンザウイルスの主な感染経路は飛沫感染です。
本問では飛沫感染の代表として扱われ、正解とはされていません。
【ポイント】
空気感染は結核・麻疹・水痘、飛沫感染はインフルエンザ・風疹・流行性耳下腺炎、接触感染はMRSAや疥癬などが代表です。
麻疹や風疹のように、主な経路のほかに接触感染も起こりうる病原体があることも押さえておきます。