正答2
解説
正解は2です。
急性期脳血管障害では、廃用症候群を防ぐため早期の離床が推奨されます。
一方で、意識障害が重い場合や神経症状が悪化している場合、血圧が高すぎる場合、重い合併症がある場合は離床を見合わせます。
【選択肢別解説】
1:× JCS(Japan Coma Scale)3桁は、刺激しても覚醒しない重度の意識障害です。
全身状態が不安定で、積極的な離床は行いません。
2:○ 重度の運動麻痺は離床の中止基準ではありません。
むしろ廃用症候群を防ぐため、全身状態が安定していれば積極的に離床を進めます。
3:× 神経症状の増悪は、脳梗塞の進行や出血の拡大を示します。
離床を中止して原因を確認すべき状態です。
4:× 収縮期血圧220mmHgは著しい高血圧で、再出血や脳浮腫の悪化の危険があります。
積極的な離床は行いません。
5:× 重篤な全身性合併症(心不全や重症感染症など)がある場合は、全身状態の安定を優先し、積極的な離床は行いません。
【ポイント】
離床開始の目安は、意識障害がJCS1桁、神経症状の進行がない、全身状態が安定していることです。
運動麻痺の重さは離床を遅らせる理由にはなりません。