正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
Pusher現象は、脳卒中後に非麻痺側の上下肢で床や座面を押して、身体を麻痺側へ傾け、正中位に戻そうとすると抵抗する現象です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
Pusher現象は右半球損傷(左片麻痺)に多く、半側空間無視を伴うことも多いとされます。
2:× 正しい記述です。
自分の身体が垂直だと感じる軸(主観的身体垂直)が非麻痺側へずれているため、まっすぐな姿勢を傾いていると感じて押してしまいます。
3:○ 誤った記述です。
身体軸は非麻痺側ではなく麻痺側へ傾きます。
非麻痺側の上下肢で押す結果、身体は麻痺側へ倒れていきます。
4:× 正しい記述です。
座位だけでなく、立位や移乗、歩行の場面でもみられ、転倒の原因になります。
5:× 正しい記述です。
端座位で体幹を正中位へ近づけようとすると、それに抵抗して非麻痺側の下肢で床を押し、股関節が外転・外旋する反応がみられます。
【ポイント】
Pusher現象への対応では、正中位を無理に押し戻すのではなく、鏡や壁などの視覚的手がかりで垂直を確認させ、非麻痺側へ自ら重心を移す練習を行います。