正答3
解説
正解は3です。
脳の部位ごとの機能と、病変と症状が同側か対側かを確認する問題です。
運動麻痺は対側、小脳の運動失調は同側に出ます。
【選択肢別解説】
1:× Broca領域(左下前頭回の後部)の障害では運動性失語(ブローカ失語)が起こります。
遂行機能障害は前頭前野の障害で起こります。
2:× 小脳半球の障害では、運動失調は病変と同側に出ます。
右小脳半球の梗塞では右上下肢の運動失調が起こります。
3:○ 内包後脚には錐体路(皮質脊髄路)が通っています。
右内包後脚の梗塞では錐体路が交叉前に障害され、対側の左上下肢に運動麻痺が起こります。
4:× 半側空間無視は主に右頭頂葉の障害で起こり、左側の空間を無視します。
左前頭葉の障害で左半側空間無視が起こることは通常ありません。
5:× 感覚性失語(ウェルニッケ失語)は左上側頭回後部(Wernicke領域)の障害で起こります。
左放線冠の梗塞では右上下肢の麻痺などが起こります。
【ポイント】
錐体路は延髄で交叉するため大脳の病変では対側に麻痺が出ますが、小脳は同側の運動を調節するため同側に失調が出ます。