正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
顔面の筋には、表情をつくる表情筋(顔面神経支配)と、下顎を動かす咀嚼筋(三叉神経支配)があります。
それぞれの筋の付着部から、どの方向へ動かすかを考えます。
【選択肢別解説】
1:× 頰筋は頰を歯列に押し付け、口の中の空気を吹き出したり食物を歯の間に戻したりします。
頰をふくらませるのではなく、すぼめる方向に働きます。
2:× 咬筋は頰骨弓から下顎角へ走り、下顎を引き上げて口を閉じます。
下顎を引き下げるのではありません。
3:○ 前頭筋は額の皮膚に付き、収縮すると眉を持ち上げて額に横じわをつくります。
4:○ 側頭筋は側頭部から下顎の筋突起に付き、下顎を持ち上げて口を閉じます。
後部の線維は下顎を後ろへ引きます。
5:× 内側翼突筋は咀嚼筋で、咬筋と協力して下顎を持ち上げます。
唇をすぼめるのは口輪筋の働きです。
【ポイント】
咀嚼筋は咬筋、側頭筋、内側翼突筋、外側翼突筋の4つで、外側翼突筋だけが主に口を開ける方向に働きます。
前頭筋は顔面神経の側頭枝の支配で、顔面神経麻痺ではしわ寄せができなくなります。