正答1
解説
正解は1です。
大腿切断では、股関節の屈筋や外転筋に比べて伸筋・内転筋の働きが弱くなり、断端は屈曲・外転・外旋位をとりやすくなります。
股関節の屈曲拘縮があると義足の適合や歩行に大きく影響するため、術後早期から股関節を伸展位に保つことが重要です。
【選択肢別解説】
1:○ 腹臥位では、股関節が伸展位に保たれます。
股関節屈筋群が伸張されるため、屈曲拘縮の予防に最も有効です。
2:× 車椅子座位では股関節が屈曲位になります。
長時間続けると屈曲拘縮を助長します。
3:× 大腿の下に枕を入れると、断端が持ち上がり股関節が屈曲位になります。
屈曲拘縮を助長するため、行ってはいけない肢位です。
4:× 股関節・膝関節を屈曲位にした側臥位は、股関節の屈曲位を保つ肢位です。
屈曲拘縮の予防にはなりません。
5:× 両大腿の内側に枕を入れると、股関節が外転位に保たれます。
大腿切断では外転拘縮も起こりやすいため、むしろ避けるべき肢位です。
【ポイント】
大腿切断の拘縮は「屈曲・外転・外旋」、下腿切断の拘縮は「膝関節の屈曲」が起こりやすいです。
断端の下に枕を入れないこと、腹臥位を1日に数回とることが予防の基本です。