正答1
解説
正解は1です。
乳酸脱水素酵素〈LD〉のアイソザイムのうち、LD4とLD5は低温に弱いという特徴があります。
そのためLDアイソザイムを調べる血清は、冷蔵ではなく室温で保存するのが原則です。
【選択肢別解説】
1:○ LD5は4℃で保存すると活性が低下しやすい、低温で不安定なアイソザイムです。
冷蔵するとLD5が見かけ上減り、アイソザイムの分画比が変わってしまいます。
2:× ALP2は肝臓由来のアルカリホスファターゼ〈ALP〉のアイソザイムです。
4℃保存で特に不安定になるという性質はありません。
3:× c-ASTは細胞質に由来するアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ〈AST〉のアイソザイムです。
4℃保存で特に不安定になるアイソザイムではありません。
4:× CK-MMは骨格筋に多いクレアチンキナーゼ〈CK〉のアイソザイムです。
低温で特に失活しやすいという性質はなく、むしろCKアイソザイムの中では安定なほうです。
5:× 唾液腺型アミラーゼは安定な酵素で、4℃保存で不安定になることはありません。
【ポイント】
「LD4とLD5は低温に弱いので室温保存」は頻出です。
LD5は肝臓と骨格筋、LD1とLD2は心筋と赤血球に多いことも合わせて覚えます。