正答5
解説
正解は5です。
自己免疫疾患では、疾患ごとに特徴的な自己抗体が出現します。
橋本病(慢性甲状腺炎)は甲状腺を標的とする自己免疫疾患です。
【選択肢別解説】
1:× 抗CCP抗体(抗環状シトルリン化ペプチド抗体)は、関節リウマチに特異性の高い自己抗体です。
橋本病の自己抗体ではありません。
2:× 抗基底膜抗体(抗糸球体基底膜抗体)は、Goodpasture症候群などの抗糸球体基底膜病でみられます。
腎炎と肺出血を起こし、橋本病の自己抗体ではありません。
3:× 抗リン脂質抗体は、抗リン脂質抗体症候群でみられる自己抗体です。
動静脈の血栓症や習慣流産を起こし、橋本病の自己抗体ではありません。
4:× 抗ミトコンドリア抗体は、原発性胆汁性胆管炎で高率に陽性となる自己抗体です。
橋本病の自己抗体ではありません。
5:○ 抗サイログロブリン抗体は、甲状腺ホルモンの材料となるサイログロブリンに対する自己抗体です。
抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体とともに、橋本病で高率に陽性となります。
【ポイント】
甲状腺の自己抗体は「橋本病=抗サイログロブリン抗体と抗TPO抗体」「Basedow病=抗TSH受容体抗体」と区別して覚えます。