正答4
解説
正解は4です。
偽性高カリウム血症とは、体内のカリウム濃度は正常なのに、採血後の試験管内でカリウムが血清へ出てきて高値に測定される現象です。
溶血のほか、血小板や白血球の著しい増加が原因になります。
【選択肢別解説】
1:× 肝硬変は試験管内でカリウムを放出させる要因ではありません。
偽性高カリウム血症の原因にはなりません。
2:× 腎不全ではカリウムの排泄が低下し、体内のカリウムが実際に増えます。
これは真の高カリウム血症です。
3:× 再生不良性貧血では血球が減少しています。
試験管内で放出されるカリウムはむしろ少なくなります。
4:○ 本態性血小板増加症では血小板が著しく増えています。
血清を得るために血液を凝固させると、活性化した多数の血小板からカリウムが放出され、血清カリウムが見かけ上高くなります。
5:× 自己免疫性溶血性貧血の溶血は体内で起こるものです。
試験管内で偽性高値を生じる代表的な原因ではありません。
【ポイント】
血小板増加による偽性高カリウム血症では、血漿(ヘパリン採血)で測ると正常値になることで確認できます。