正答2
解説
正解は2です。
不規則抗体とは、ABO血液型の抗Aと抗B以外の、赤血球抗原に対する抗体です。
輸血や妊娠によって作られることが多く、溶血性輸血副作用や胎児・新生児溶血性疾患の原因になります。
【選択肢別解説】
1:× 輸血歴がなくても、妊娠歴により不規則抗体ができていることがあります。
自然抗体として存在する場合もあるため、検査は必要です。
2:○ IgG型の不規則抗体は37℃で反応し、体内で赤血球を壊します。
胎盤も通過するため、溶血性輸血副作用や胎児・新生児溶血性疾患の原因として臨床的に重要です。
3:× 酵素法ではM、N、S抗原が酵素で壊されるため、MNSs血液型に対する抗体は検出しにくくなります。
酵素法が感度よく検出するのはRh系やKidd系の抗体です。
4:× 生理食塩液法が主に検出するのはIgG型ではなく、IgM型の抗体です。
IgG型は間接抗グロブリン試験で検出します。
5:× D以外のRh抗原に対する抗体(抗E、抗c、抗Cなど)も検出され、臨床的に重要です。
【ポイント】
不規則抗体検査の標準は「37℃の間接抗グロブリン試験」です。
臨床的に意義の高いIgG型の抗体を検出することを重視します。