正答4
解説
正解は4です。
分光光度計では、試料を通過した光の量と入射光の量の比(透過率)から吸光度を求めます。
吸光度が小さく出るのは、検出器に届く光が実際より多くなる場合です。
【選択肢別解説】
1:× セルが汚れていると、汚れが光を吸収・散乱するため、検出器に届く光が減ります。
吸光度は真の値より大きくなります。
2:× ランベルト・ベールの法則により、吸光度は光路長に比例します。
光路長が増えると吸光度は大きくなり、小さくはなりません。
3:× 試料が混濁していると、濁りが光を散乱させて検出器に届く光が減ります。
吸光度は見かけ上大きくなります。
4:○ 迷光は、測定波長以外の光や、試料を通らずに検出器へ届く光です。
試料に吸収されない光が加わるため透過率が見かけ上高くなり、吸光度は真の値より小さくなります。
特に高い吸光度の領域で影響が大きくなります。
5:× 光源ランプの照度が下がっても、入射光と透過光の両方が同じ割合で減るため、比である吸光度は原理的には変わりません。
ただし、信号が弱くなるため測定のばらつきは大きくなります。
【ポイント】
迷光は、高濃度の試料で検量線が曲がる(直線性が失われる)原因になります。