正答3
解説
正解は3です。
輸血後の反応は、溶血性か非溶血性か、輸血後24時間以内の急性か、それ以降の遅発性かで整理します。
急性溶血性反応の主な原因はABO不適合、遅発性溶血性反応の主な原因は不規則抗体です。
【選択肢別解説】
1:× 赤血球液を50℃に加温すると溶血が起こります。
加温が必要な場合は、専用の血液加温器を用いて体温程度で行います。
2:× 急性の溶血性輸血反応は輸血開始後7〜10日ではなく、輸血中から24時間以内に発症します。
ABO不適合では、輸血開始直後から発熱や血圧低下、血色素尿がみられます。
3:○ 急性の非溶血性輸血反応は、主に発熱やアレルギー症状です。
発熱性非溶血性輸血反応や、蕁麻疹などのアレルギー反応が最も頻度の高い副反応です。
4:× 遅発性の溶血性輸血反応の主な原因はABO不適合ではありません。
過去の妊娠や輸血で感作された不規則抗体(Rh系やKidd系など)が、再輸血で増加して起こります。
5:× 急性の溶血性輸血反応の主な原因はRh血液型の抗体ではありません。
主な原因はABO不適合輸血で、IgM型の抗A・抗Bが補体を活性化して血管内溶血を起こします。
【ポイント】
遅発性溶血性輸血反応は、輸血後3〜14日ごろに貧血の進行や黄疸で気づかれます。
抗Jkaなど Kidd系の抗体は検出されにくく、この反応の原因として重要です。