正答1
解説
正解は1です。
自己抗体はそれぞれ特定の自己免疫疾患と強く結びついています。
関節リウマチ(RA)の診断に用いる抗体を選びます。
【選択肢別解説】
1:○ 抗CCP(環状シトルリン化ペプチド)抗体はRAの診断に用いられます。
RAに対する特異度が高く、発症早期から陽性となり、分類基準にも採用されています。
2:× 抗GAD(グルタミン酸脱炭酸酵素)抗体は1型糖尿病の指標です。
膵β細胞に対する自己免疫の存在を示します。
3:× 抗SS-A抗体はSjögren症候群の指標です。
全身性エリテマトーデスでも陽性となり、新生児ループスとも関連します。
4:× 抗サイログロブリン抗体は自己免疫性甲状腺疾患の指標です。
主に橋本病(慢性甲状腺炎)で陽性になります。
5:× 抗アセチルコリン受容体抗体は重症筋無力症の指標です。
神経筋接合部の伝達が障害されます。
【ポイント】
RAの血清学的指標はリウマトイド因子(RF)と抗CCP抗体です。
RFは他疾患や健常者でも陽性になるため、特異度は抗CCP抗体のほうが高いです。