正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
残気量〈RV〉は最大に息を吐いても肺に残る空気量で、スパイロメータだけでは直接測れません。
機能的残気量〈FRC〉をガス希釈法などで測定し、そこから予備呼気量〈ERV〉を引いて求めます。
【計算】
残気量 = 機能的残気量 − 予備呼気量
予備呼気量は、肺活量測定(スパイログラム)から得られます。
全肺気量は、残気量 + 肺活量 として求められます。
【選択肢別解説】
1:○ 肺活量測定は必要です。
肺活量測定のスパイログラムから予備呼気量が得られ、残気量の算出に用います。
2:× 最大換気量測定は、一定時間にできるだけ速く深く呼吸したときの換気量を測る検査です。
換気の予備能を評価するもので、残気量の算出には用いません。
3:× 努力肺活量測定は、一気に呼出したときの量と速さを評価する検査です。
1秒量や1秒率から閉塞性障害を判定するもので、残気量は求められません。
4:○ 機能的残気量測定は必要です。
ヘリウム閉鎖回路法や窒素洗い出し法で機能的残気量を求め、予備呼気量を引いて残気量を算出します。
5:× クロージングボリューム測定は、末梢気道が閉塞し始める肺気量をみる検査です。
末梢気道病変の評価に用い、残気量の算出には用いません。
【ポイント】
スパイロメータで測れないのは残気量・機能的残気量・全肺気量の3つです。
機能的残気量を別法で測り、肺活量測定と組み合わせて計算します。