正答5
解説
正解は5です。
細胞死は、病的な細胞死である壊死と、遺伝子に制御された細胞死であるアポトーシスに大別されます。
壊死には凝固壊死・融解壊死・乾酪壊死などの型があり、臓器ごとに起こりやすい型が決まっています。
【選択肢別解説】
1:× 壊疽は可逆的ではなく、不可逆的な変化です。
壊死した組織が乾燥したり腐敗菌に感染したりして二次的に変化したもので、元には戻りません。
2:× 乾酪壊死は脳梗塞ではなく、結核で起こります。
チーズのように黄白色でもろい壊死で、脳梗塞では融解壊死が起こります。
3:× 融解壊死は心筋梗塞ではなく、脳梗塞で起こります。
心筋梗塞では凝固壊死が起こります。
4:× 凝固壊死は、脂質に富む臓器ではなく、蛋白質に富む臓器に多くみられます。
心臓・腎臓・脾臓の梗塞が代表です。
脂質に富む脳では、融解壊死が起こります。
5:○ アポトーシスは発生過程で生理的にみられます。
胎児の指の間の組織が消えて指が分かれるのは、アポトーシスによるものです。
炎症を伴わず、核の凝縮や断片化、アポトーシス小体の形成が特徴です。
【ポイント】
凝固壊死は心・腎・脾、融解壊死は脳、乾酪壊死は結核、と型と臓器を組で覚えましょう。