正答5
解説
正解は5です。
細菌は核膜をもたない原核生物で、染色体とは別にプラスミドをもつことがあります。
細菌の間で遺伝子が移る方法には、形質転換・形質導入・接合の3つがあります。
【選択肢別解説】
1:× 細菌の染色体は核膜内にはありません。
核膜をもたないため、染色体DNAは細胞質の中で核様体として存在します。
2:× プラスミドは一本鎖ではなく、二本鎖の環状DNAです。
染色体とは独立して複製されます。
3:× Fプラスミドは薬剤耐性遺伝子ではなく、稔性因子(F因子)です。
性線毛をつくる遺伝子をもち、接合による遺伝子の伝達に関わります。
4:× Rプラスミドは形質転換ではなく、主に接合によって伝達されます。
薬剤耐性遺伝子をもち、菌から菌へ耐性を広げます。
形質転換は、菌の外にある裸のDNAを取り込む現象です。
5:○ 形質導入とは、バクテリオファージ(細菌に感染するウイルス)を介して遺伝子が移る現象です。
ファージが感染した菌の遺伝子の一部を取り込み、次に感染した菌へ運びます。
【ポイント】
形質転換は裸のDNA、形質導入はファージ、接合は性線毛を介した遺伝子の伝達です。