正答2
解説
正解は2です。
ABO血液型抗原は、赤血球膜などの糖鎖の末端につく糖の違いで決まります。
H抗原にN-アセチルガラクトサミンがつくとA抗原、D-ガラクトースがつくとB抗原になります。
【選択肢別解説】
1:× ABO抗原は赤血球膜だけでなく、血管内皮や上皮細胞などにも発現します。
分泌型の人では唾液などの体液中にも存在します。
2:○ ABO血液型を決める遺伝子は、第9染色体の長腕(9q34)に存在します。
この遺伝子は糖転移酵素をコードしています。
3:× A1抗原の発現量は新生児では少なく、成長とともに増えて成人で完成します。
新生児の方が多いという記述は逆です。
4:× A遺伝子とB遺伝子は互いに共優性です。
潜性(劣性)なのはO遺伝子です。
5:× N-アセチルガラクトサミンが結合するのはA型です。
B型ではD-ガラクトースが結合します。
【ポイント】
O型ではH抗原が修飾されずに残るため、H抗原量が最も多くなります。
H抗原自体を欠くまれな型はボンベイ型です。