正答4
解説
正解は4です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(目的として適切でないもの)です。
オーラルコントロールは、介助者が児の顎・口唇・頬に手を添えて、口と頭部の動きを外から援助する手技です。
図では介助者が児の横からやや後方に立ち、腕を回して児の顎と頬を手で支えながら、スプーンで食物を入れています。
【選択肢別解説】
1:× 顎と頬に手を添えることで頭頸部が安定し、不随意運動による頭の動揺を抑えられます。
頭部コントロールの援助は、オーラルコントロールの目的に含まれます。
2:× 口の周りに手でしっかりと触れる刺激を加えることで、口周辺の過敏を徐々に減らせます。
脱感作は目的として適切です。
3:× 下顎を支えて閉じる方向に援助することで、食物を取り込む際の口唇閉鎖を助けます。
口唇閉鎖の援助は目的として適切です。
4:○ オーラルコントロールは、顎を安定させて取り込みや嚥下を助けるための手技です。
咀嚼運動そのものを促す手技ではなく、目的として適切ではありません。
5:× 顎を閉じた位置で支えることで、アテトーゼ型に多い舌の突出を抑えられます。
舌突出の防止は目的として適切です。
【ポイント】
アテトーゼ型脳性麻痺児の摂食では、頭部・体幹の安定とオーラルコントロールで不随意運動を抑えます。
オーラルコントロールには児の側方から行う方法と正面から行う方法があります。
いずれも頸部の過伸展を避け、頭部をやや前屈位に保って介助します。