正答4
解説
正解は4です。
Guillain-Barré(ギラン・バレー)症候群は、感染後に起こる自己免疫性の急性多発根神経炎です。
両下肢から上行する弛緩性麻痺と腱反射の消失が特徴で、脳神経も障害されることがあります。
【選択肢別解説】
1:× 聴神経の障害はまれで、頻度の高い症候ではありません。
2:× 視力障害は視神経の障害で起こりますが、本症では典型的ではありません。
3:× 眼瞼下垂は動眼神経の障害で起こります。
外眼筋麻痺を伴う亜型(Fisher症候群)でみられることはありますが、頻度は顔面神経麻痺より低いです。
4:○ 本症で最も多い脳神経障害は顔面神経麻痺で、両側性に起こることが多いです。
5:× Babinski徴候は錐体路(上位運動ニューロン)の障害で陽性になります。
本症は末梢神経の障害なので、通常は陰性です。
【ポイント】
Guillain-Barré症候群は「先行感染・上行性の弛緩性麻痺・腱反射消失・髄液の蛋白細胞解離」が特徴です。
呼吸筋麻痺に注意が必要ですが、多くは数か月で回復に向かいます。