正答3
解説
正解は3です。
胃癌の好発部位、組織型、治療、疫学について問う問題です。
我が国の胃癌は、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染率の低下などにより、近年減少傾向にあります。
【選択肢別解説】
1:× 胃癌は噴門部ではなく、胃の下部(前庭部)から胃体部に好発します。
特に小彎側に多くみられます。
2:× 胃癌に放射線療法は一般的に有効ではありません。
腺癌は放射線の効果が出にくく、治療の中心は内視鏡的切除や外科手術、化学療法です。
3:○ 組織型で最も多いのは腺癌です。
胃の粘膜にある腺上皮から発生するため、ほとんどが腺癌です。
4:× 我が国では胃癌の発症率は増加しておらず、減少しています。
ピロリ菌の感染率の低下や食生活の変化が背景にあると考えられています。
5:× 胃癌は我が国の悪性腫瘍による死因の第一位ではありません。
部位別の死亡数で第一位は肺癌です。
【ポイント】
胃癌の危険因子として、ピロリ菌感染、塩分の多い食事、喫煙が知られています。
早期の胃癌は内視鏡で切除でき、予後は良好です。