正答5
解説
正解は5です。
小児の四肢切断は、先天性の欠損と、外傷や腫瘍などによる後天性の切断に分けられます。
小児では、成長と発達に合わせて義肢を作り直していく点や、成人と異なる合併症がある点が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 後天性の四肢切断は、交通事故や機械による外傷が主な原因で、男児に多くみられます。
2:× 義手は、両手を使い始める乳児期(おおむね生後6か月前後)から装着を始めるのがよいとされます。
4歳ころでは遅く、義手を使わない片手での動作が習慣化しやすくなります。
3:× 小児の下腿切断で問題になるのは、成長に伴って骨の断端が伸び、皮膚を突き破りそうになる骨の過成長です。
外反膝変形が生じやすいわけではありません。
4:× 化学療法や手術の進歩で、悪性骨腫瘍では患肢温存手術が広く行われるようになりました。
悪性骨腫瘍による切断の頻度は減少傾向にあります。
5:○ 後天性切断での幻肢の出現頻度は、成人より小児で低いとされます。
特に年少で切断された場合ほど幻肢は生じにくい傾向があります。
【ポイント】
小児切断の特徴として、骨の過成長(特に上腕・下腿)、成長に合わせた義肢の頻繁な作り直し、幻肢・幻肢痛の少なさが頻出です。