28 歳の女性。
頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)。
車椅子とベッド間の移乗は前・後方移動で自立し、ADL は自助具や環境整備で自立の見込みを得た。
住宅改修を図に示す。
正しいのはどれか。
2つ選べ。
正解を2つ選んでください。
正答1・3
解説
正解は1と3です。
第6頸髄節まで機能が残存する頸髄損傷者は、車椅子を自分で駆動して生活します。
住宅改修では、車椅子の通過・回転に必要な寸法と、座位で手が届く高さを基準に考えます。
【選択肢別解説】
1:○ 車椅子と歩行者がすれ違うには、廊下幅140cm程度が必要です。
①を140cmにしたのは適切です。
2:× 車椅子が360°回転するには、直径140〜150cm程度の空間が必要です。
ポーチ幅100cmでは車椅子を回転させることができません。
3:○ 車椅子で開口部を通過するには、有効幅80cm以上が目安です。
廊下から居室へ曲がって入る③の開口部を90cmにしたのは適切です。
4:× シャワーフックの高さ150cmは、立位で使う高さです。
車椅子やシャワーチェアに座って使うため、座位で手が届く高さに設置する必要があります。
5:× 屋外スロープの勾配1/4は急すぎて、自力でも介助でも昇降できません。
屋外スロープは1/12以下、できれば1/15程度の緩い勾配が推奨されます。
【ポイント】
車椅子の寸法は「通過80cm以上」「すれ違い140cm」「回転140〜150cm」とセットで覚えます。
スロープ勾配は屋内1/12、屋外1/15程度が目安です。