正答4
解説
正解は4です。
Hoehn&YahrステージⅢは、両側の症状に加えて姿勢反射障害がみられますが、日常生活はおおむね自立している段階です。
前傾姿勢や体幹の回旋の減少が進みやすいので、姿勢と柔軟性の維持が重要になります。
【選択肢別解説】
1:× 車椅子操作は、歩行が困難になるステージⅣ〜Ⅴで検討します。
ステージⅢでは歩行が可能で、早すぎます。
2:× 万能カフは、手で道具を握れない人のための自助具です。
ステージⅢでは道具を握ることができます。
3:× 音声入力によるパソコン操作は、上肢での操作が困難な場合の手段です。
ステージⅢでは上肢を使った操作が可能です。
4:○ 棒体操で頸部と体幹を伸展させる運動は、前傾・屈曲姿勢を予防します。
固縮による体幹の柔軟性低下にも働きかけるため、最も適切です。
5:× 細かいビーズを用いた手芸は、振戦や動作の緩慢さのため困難が大きいです。
この時期に優先すべき作業ではありません。
【ポイント】
Parkinson病の作業療法では、病期に応じて、姿勢と可動域の維持、すくみ足や転倒の対策、ADLの工夫を進めます。
リズムや視覚的な手がかりを使うと、動作を始めやすくなります。