正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
CRPS(複合性局所疼痛症候群)は、外傷などの後に、きっかけに見合わない強い痛み、腫れ、皮膚の色や温度の変化、骨萎縮などが続く病態です。
明らかな神経損傷を伴わないものを type Ⅰ、伴うものを type Ⅱ に分類します。
【選択肢別解説】
1:× 幻肢痛は、切断して失われた手足があるように感じ、そこに痛みを感じるものです。
切断による神経障害性疼痛で、CRPS には分類されません。
2:× 視床痛は、視床の脳卒中などで起こる中枢性の痛みです。
中枢神経の障害による痛みで、CRPS には分類されません。
3:○ 肩手症候群は、脳卒中後などに麻痺側の肩の痛みと、手の腫れ・痛み・皮膚の変化が起こる状態です。
明らかな末梢神経の損傷を伴わないため、CRPS type Ⅰ に分類されます。
4:○ Sudeck 骨萎縮は、骨折などの後に強い痛みと腫れ、急速な骨萎縮が起こる状態です。
明らかな神経損傷を伴わないため、CRPS type Ⅰ に分類されます。
5:× 帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹ウイルスによって神経が傷ついたことで残る痛みです。
神経障害性疼痛で、CRPS には分類されません。
【ポイント】
CRPS type Ⅰ は以前の反射性交感神経性ジストロフィー(RSD)、type Ⅱ はカウザルギーにあたります。
肩手症候群と Sudeck 骨萎縮は type Ⅰ の代表例です。