正答5
解説
正解は5です。
多発性硬化症は、中枢神経(脳・脊髄・視神経)の髄鞘が自己免疫的に障害される脱髄疾患です。
病変が時間的・空間的に多発し、再発と寛解を繰り返すのが特徴です。
【選択肢別解説】
1:× 多発性硬化症は女性に多く、男女比はおよそ1対3とされます。
2:× 遺伝的な素因が関与するとされますが、親から子へ遺伝する遺伝性疾患ではありません。
3:× 多発性硬化症では、体温が上がると一時的に症状が悪化するUhthoff現象がみられます。
温熱療法は症状を悪化させるおそれがあり、避けます。
4:× 多発性硬化症は中枢神経の脱髄疾患です。
末梢神経の脱髄疾患にはGuillain-Barré症候群などがあります。
5:○ MRI検査では、脳室周囲や脊髄などに複数の脱髄病変が描出されます。
病変の時間的・空間的な多発を示すことができ、診断に有用です。
【ポイント】
多発性硬化症の特徴として、Uhthoff現象、Lhermitte徴候(頸部前屈で背部に電撃痛が走る)、視神経炎が頻出です。
リハビリテーションでは、過度な疲労と体温上昇を避けます。