次の文で示す刺鍼操作はどれを応用したものか。
「筋内での置鍼中に強い響き感覚と鈍痛を生じたので、その位置より少しだけ鍼を引き上げ、しばらく留置してから再び筋中まで刺入した後抜鍼したところ、鈍痛を軽減させることができた。」
正答4
解説
正解は4です。
筋内で置鍼中に強い響きと鈍痛が生じたため、鍼を少し引き上げて留め、再び刺入しています。
刺入と引き上げ・留置を繰り返して刺激を断続的に与える手技は間歇術です。
【選択肢別解説】
1:× 屋漏術は、目的の深さを3段階に分け、1段ごとに刺入して留める手技です。
抜鍼も段階的に行いますが、一度引き上げてから再び刺入する操作ではありません。
2:× 随鍼術は患者の呼吸に合わせ、呼気時に刺入し、吸気時に止める手技です。
本問のような引き上げと再刺入による刺激調節とは異なります。
3:× 内調術は刺入した鍼の鍼柄を鍼管などで叩き、振動を与える手技です。
鍼を上下に動かす操作ではありません。
4:○ 間歇術は、目的の深さに刺入して留め、少し引き上げて留め、再び刺入する操作を繰り返す手技です。
刺激が断続的になるので、強い響きや鈍痛を和らげながら刺激を続けられます。
【ポイント】
日本の17の刺鍼術では、屋漏術は段階的な刺入、間歇術は引き上げと再刺入の繰り返し、随鍼術は呼吸に合わせる手技と区別します。
手技の名称は「何を繰り返すか」で覚えると混同しにくくなります。