正答1
解説
正解は1です。
虚実挟雑証とは、正気の不足(虚)と邪気の存在(実)が同時にみられる病証です。
この問題は虚実挟雑証「でない」ものを選ぶので、○ が答え(虚の要素を含まない病証)です。
【選択肢別解説】
1:○ 風熱犯肺は、風熱の邪が肺を侵して起こる外感の実証です。
発熱、咽喉の腫痛、黄色の痰などがみられますが、正気の不足を前提にしないため虚実挟雑証ではありません。
2:× 心腎不交は虚実挟雑証です。
腎陰が不足して心火を制御できず、心火が上炎した状態で、腎陰虚という虚と心火亢盛という実が併存します。
3:× 脾虚湿盛は虚実挟雑証です。
脾気の不足で運化が低下し(虚)、その結果として湿が体内に停滞します(実)。
4:× 肝陽上亢は虚実挟雑証です。
肝腎の陰が不足して(虚)、肝の陽気を抑えきれずに上部へ亢進します(実)。
めまい、頭痛、顔面紅潮などがみられます。
【ポイント】
「本が虚で標が実」という形の病証(陰虚火旺、脾虚湿盛、肝陽上亢など)は虚実挟雑証の典型です。
外邪が侵入しただけの外感病証(風熱犯肺、風寒束肺など)は実証として整理します。