正答2
解説
正解は2です。
脾は運化を主り、飲食物から得た水液を全身に運んでいます。
脾の運化が低下すると水湿が停滞し、湿邪の「重く濁って停滞しやすい」性質から、重だるい痛みが生じます。
したがって、運化を高めて湿を除くことで治る痛みは重痛です。
【選択肢別解説】
1:× 脹痛は張るような痛みで、気の流れが滞る気滞によって起こります。
治療は気を巡らせることで、運化による除湿ではありません。
2:○ 重痛は重だるさを伴う痛みで、湿邪が経絡や関節に停滞して起こります。
脾の運化を高めて湿を除くことで改善する痛みです。
3:× 刺痛は針で刺すような固定性の痛みで、血の流れが滞る瘀血によって起こります。
治療は瘀血を除くことで、運化による除湿ではありません。
4:× 隠痛はしくしくと続く軽い痛みで、気血の不足や陽虚などの虚証によって起こります。
治療は不足を補うことで、除湿ではありません。
【ポイント】
痛みの性質と病因は、脹痛が気滞、刺痛が瘀血、重痛が湿、冷痛が寒、灼痛が熱、隠痛が虚と対応させて覚えます。
痛みの性質から病因を判断できると、治療方針を問う問題にも対応できます。