正答1
解説
正解は1です。
立った姿勢から前かがみになると、背骨のねじれによる左右差が背中に現れやすくなります。
この診察法を前屈テスト(アダムステスト)といいます。
【選択肢別解説】
1:○ 前屈時に片側の肋骨が盛り上がる肋骨隆起は、側弯症を疑う所見です。
側弯症では背骨が横に曲がるとともにねじれるため、肋骨も一緒に回旋して片側が後ろに突き出ます。
学校の運動器検診でもこの方法が用いられます。
2:× 肺腫瘍で、前屈時の肋骨隆起が現れることはありません。
3:× 鳩胸は胸骨が前方に突出する胸郭の変形です。
前屈時に背中の肋骨が片側だけ盛り上がる所見とは異なります。
4:× 肋骨骨折では、骨折部の痛みや圧痛が主な所見です。
前屈時の肋骨隆起は骨折ではみられません。
【ポイント】
側弯症の検診では、肩の高さ、肩甲骨の高さ、腰のくびれの左右差と、前屈時の肋骨隆起を確認します。
思春期の女子に多い特発性側弯症が最も頻度が高い病型です。